こんにちは、ぐっちゃんです。
2020年から Zoom や Microsoft teamsを使ったオンライン会議が急速に普及しましたが、最近では アメリカの Amazon社や Twitter社(現: X社)といった著名な大企業が、従業員に出社するよう呼びかける動きがあります。
しかし、勤務地が各地にある場合、出社しても会議そのものはオンラインであることがしばしばです。このような状況ですと、カメラオンにしない限り相手の表情の変化は分からず、音声情報のみに集中することになるでしょう。
出社時と同じように話していたけど、気が付いたら「相手がイライラしている」「相手の口調が少し強くなっている」といったことは身に覚えはありませんか?
恐らく知らないうちに不快にさせているかもしれません。
それでは、会議で人を不快にさせている話し方を3選紹介します。
Web会議で知らないうちにイラつかせる話し方 3選
倒置法で話す
友人と話す場合
これはありがちですね。
めっちゃ可愛いこのカフェ!こじゃれた感じがあって!
上記では「今言った情報が不足したから、後で追加情報を言えば伝わるかな」と思うことなく、無意識に使っている文型だと思います。友人同士のような自分と近い間柄なら、この使い方に特に問題はないと思います。
しかし、これがオンライン会議のようなカメラオフで相手の声だけに集中する場合だとどうでしょう?
Web会議の場合
今日の16時から30分枠で会議室を予約してください。大至急で。
この調査は□□さんがやられましたか?〇〇観点での確認が抜けていますが。
このように文の終わりに述語がなく、文章が終わった後に前の文章の理由等の追加情報をいうパターンでは、「内容がまとまっていない状態で話している」という印象 や「早く理由を言ってほしい」といった焦燥感 を与えてしまいます。
この話し方は、スピーチや宣伝のような言いたいことの強調 や 名前を覚えてもらう用途以外では使用を控えた方が良いでしょう。
語尾を伸ばす
友人と話す場合
私って塩顔なんだよね~
最近バズってるこの記事、気分悪くなるのよね~
このパターンもまた、友人や同僚のような自分と話しやすい人に対して使われることが多いです。都会で待ち合わせをしていると、そこかしこから語尾伸ばしが確認できます。
Web会議の場合
ではWeb会議の場合を想像してみましょう。
今期の決算、営業利益が赤字なんだよね~
コードレビューはまだ終了していないですよ~
言う本人には問題無いように思われますが、聞いた人にとっては「妙に馴れ馴れしいな」といった不信感 や「この人に任せても大丈夫なのか、頼ってもいいのか」といった不安感 を与えてしまいます。
語尾伸ばしの癖をなくせば、ハッキリ言ってくれる、自信がある、誠実だ、といった印象を与えることができます。
「なんか」をつける
友人と話す場合
この新しくできたテーマパークってなんか~〇〇だよね。
正直な話、“なんか”はなくても通じます。
“なんか”をつけて会話する場合、無意識に自分の意見に自信がないときの保険として使っているのです。そのため、発言内容に自信のないというイメージや、なげやりなイメージを与えてしまいます。
Web会議の場合
今回紹介した3選は、(一文二文しか話さないような)自身が話す量が少ない場面では、あまり不快に思われません。また、ここまでなら「前に言われたことがある」と感じた方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、無意識とは恐ろしいものです。以下の例文を読んでみましょう。
さっき提出されたシステム案って~なんか斬新だけど安全性は大丈夫なの~?
結合テストはまだみたいだけど~
これまでの話し方を組み合わせた凶悪コンボ文です。
ただでさえマイナスな内容なのに、悪い話し方の凶悪コンボで、これほどまでに相手を不快にできてしまうのです。
皆さんにも該当するところはありましたでしょうか?
普段、対面で人と話す時はなんともないと思いがちですが、いざWeb会議で普段使いの言葉で話してしまうと、知らない内に相手を不快にさせてしまうかもしれません。
いきなり3つ同時治療は難しいと思いますので、少しずつ悪い癖を治していきましょう。
この記事を読んでくださった方々が快適な社会人生活を送れることを願っています。
以上、ぐっちゃんでした。
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